『どんなに長い夜でも明けない夜はない』 あれから7年
"Even the darkest night will end and the sun will rise"
7年前のこの時間、遠く離れた東北で大きな地震があったと、携帯に情報が入り、たまたま、会社でお客さんと打ち合わせをしていたが、TVを付けてビックリした。
大きなタンカーが川を逆流して溯上してしまう。草木、家が津波にのみこまれ、一瞬に砕け散ってします映像に身の毛がよだつほどの恐怖だった。
「早く逃げて!」と届かぬ声を掛けても何ともならない。虚脱感!
日本中の人が味わったとおもう。
その16年間に阪神淡路大震災を経験した私は、これほどの災害はもう出会うことはないだろうと、高を括り、今までどうりの生活に戻っていたが、7年間の津波はそれ以上、津波は恐怖はじまりだった。翌日から3日間爆発を続ける福島原発こそが世界を震撼させてしまった。
穏やかな日々を暮らしていると全てに依存してしまう習慣が身に付き、無駄な労力や楽な方に楽な方にとゆだねる社会、世界一安全で安価なエネルギーが原発だと教えられて、スイッチを入れればお湯もでる、電気も暖房も便利で簡単なエネルギーも一番コントロールできない使用済み燃料の廃棄まで考えると高価なエネルギーだという真実の怖さ、
電気が無ければ何もできない中で、被災地では瓦礫を集め暖を取り、ご飯を炊きお湯を沸かす。逞しい人々をみていると、自分たちがコントロールできるエネルギーも必要だ、もしもの時のために、エネルギー分散の考え方は多くの人に賛同されるようになった。
特に化石燃料に頼るのではなく再生可能エネルギーに向けた取り組みに興味が湧くようになり、手短の太陽発電、そして太陽熱利用、もっと手短にあるのがバイオマス、薪ストーブに薪ボイラー、少し加工が必要だがチップボイラーにペレットと日本のエネルギー自給率はわずか5%すべてを海外に依存している国です。いくら経済成長しても最終的に利益が出るのは海外の産油国、アラブ王様が潤う仕組みになり、日本はもっといい物を安く作らなければならなくなる。超高齢化を迎え日本はこれから労動力まで海外に依存しようとしている。しかし世界全体では過去最高の人口増になり、エネルギーや食糧の争奪戦になることは間違いない。その時に日本は経済戦争に勝てるでしょうか?日本の経済は人口が減少する今こそ、世界に依存するのではなく独立独歩自供を目指す国にならないといけないのでは?
住まいづくりを通じて地域に少しでもお役にたつ経済協力はお客様から頂いた大切なお金を海外や、本社が都会にある会社に出すのではなく地域で何回転も回し、地域力を高めること、いずれは農業もやってみたいと思うようになりました。
歳かなぁ~!
あれから7年、被災地に大きな支援はできませんが、息子が仙台で建築の仕事通じて被災地に寄り添っています。あの震災がなければ行く事もなかったと思います。
被災した人々のいち早い復興と力強い精神の復活の祈らねばなりません!