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2015年6月6日土曜日

ひとつ拾えば ひとつだけ「きれいになる


今年で掃除に学ぶ会は(イエローハットの創業者鍵山秀三郎の掃除道を実践する会)
20周年を迎えます。

私も参加させていただくようになって19年目を迎えます。




「凡事徹底」という言葉の大切さと行動実践標語として

「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」
この言葉も小さな積重ねの大切さ、そしてそれに挑もうとする
精神的な支えになる言葉です。


ゴミを拾う人がいれば捨てる人がいる
そんなお話を少ししてみます。


建築業をしていて、いろんな土地を下見します。
日当りの具合、風の流れ、隣近所の家の状況、騒音など
どこが一番気持ちのいい場所かロケーションも大事です。

その土地の使用されていた歴史なども大いに参考になります。

必ず確かめたいのはその地盤の安全性です。
土砂崩れや崖崩れ、ハザードマップなどを見ては災害時に安全であるかどうか?
そして目視できない地盤沈下や液状化の可能性など、

購入する前にはなかなか地盤調査をすることはできませんが、
全棟検査し安全性の確保を取り付けます。


今回の物件は長年、市の幼稚園の候補地として保有されていた土地を
造成分譲された土地の販売です。

綺麗な真砂土で化粧された誰も疑うことのない土地を地盤調査してみると
強度的には安全であると調査結果が出ました。
いざ、工事着手すると土中から出土したのはコンクリートのガラとアスファルトのガラ
それも大量に!


こんなこともあるんですね。

いつの間に誰かが埋めてしまったのでしょう。
特にここ最近は産業廃棄物の法律は厳しくなっています。
それでもこんなことが行われていることにびっくりです。


隣のブロック塀などはコンクリートの大きな瓦礫があることを承知で積いている
日本人本来の誠実差などこれっぽちも感じることができない仕事である。



今後はすべてのガラを撤去して

地盤を補強してそれからの基礎工事になります。


これから、何を学ぶか
我が社では誠実な仕事はもちろんですが、
環境整備に注視してゴミを拾える人を育てることでしょう。

ゴミを拾えることができる人はゴミを捨てない!
そう思う今日この頃です。


永本建設  永本清三