「ひろしま住まいづくりコンクール2017」
「矢賀木組みの家」 新築部門優秀賞 受賞
昨年は県知事賞、今年は新築部門の優秀賞を頂きました。
手仕事の家の実践例です。大工は34歳の中山棟梁です。8mの大梁を匠に組み上げ建前時にはほれぼれするような仕事ぶりでした。この時に住まいづくりコンクールの応募しようと思ったほどです。
これで、「ひろしま住まいづくりコンクール」も3回目の受賞となります。
毎年エントリーできるような建物を建てさせていただくお施主様に出会える環境にあることが何よりの喜びです。
昨今の家づくりは便利さ追求や施工性だけを追求して簡素化された住宅が量産されるなかで、地域木材の活用や伝統的技術の継承など、地域の工務店として頑張れることをやっていきたいと思います。
(一間の軒の出を確保することで直接ガラス窓の光が当たらず温熱環境を確保できる)
中山棟梁もこのように多くの大梁を使うことは少ないと気合が入ったのか?超仕上げの機械に入る大きさじゃありませんから、すべての木材に手鉋をかけたらしい、
手鉋の美しさに魅了されたのか、今年は何ミクロンの鉋屑を競う「削ろう会」に挑戦したいと言っておりました。
「ひろしま住まいづくりコンクール」のような受賞が仕事をしている者の励みになるし、達成感になります。それも公の機関の主催は懸賞金が有る訳でないですし、賞状の受け渡しだけですが、主催者が望む家づくりと我々が目指す家づくりが一致している安心感でしょうか?
これからこのお宅は雑誌にも載るので多くの皆さんに見て頂けると思います。
参考になるのではないでしょうか?
永本建設株式会社
(フルオープンになるガラス建具と内障子欄間のペアーガラスが天井面に光を注ぐ)
(将来寝室になるかもしれない和室はLDKと話落ち着いた空間に)