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2018年6月2日土曜日

鉄人衣笠を偲ぶ

書き込むネタが無くなるとカープの話題
でも我らのヒーロー鉄人衣笠は違うんです。


4月23日に大腸がんでお亡くなりになったカープの鉄人衣笠選手、
2ケ月前の2月5日には広島のホテルで90分の講演会を聞いたばかりだったのでびっくりしました。
突然の訃報に,GWは何もできない状態だった。

 私が野球観戦に行ったのは小学校一年生の夏休み背番号28の若い選手がビュンビュン思いっきり振るとホームランになった。「どんなもんだ!観たか!」と言わんばかりに肩を怒らせてグランドを駆け抜けていった。カッコイイ!と素直に思った初観戦だった。
(ちょうどその頃漫画の鉄人28号が流行っていた)
 野球を始めるきっかけは間違いなくこの一瞬のような気がする。

その講演会では確かに抗がん剤の影響で髪の毛は全くなくなっており、顔色もどす黒い、しかし、闘病の事は一切感じさせない力強い講演だった。努力して努力しても試合に出れないそのうち諦めたのか遊びにいそしむようになり、宿舎に朝帰り、そこに当時のコーチ関根さん(後のヤクルトの監督)叱るでなく「お前にはバットがある。いつになったら本気でバット振るんだ。」とバットを渡された。こんな自分でも期待してくれる人がいる。それから衣笠は練習の虫となり、キャッチャーは駄目でも外野や1塁の補欠としてチャンスが来る日を待っていた。
与えれるチャンスは少ないそこで成果を出すには二つのポジションをトコトン練習したそうだ。万全の準備して監督がこちらを向くのを待っていた。
眼があえばしめたものやる気満々で打席に向かった。

我々の仕事にも通じる。

チャンスは前掛りで掴みとる。後ろから呼ばれて返事をするようではチャンスは一瞬に過ぎ去ってしまう。チャンスが来るぞ来るぞと思って練習するんだと、我々の練習は技量であったり、知識そしてその準備ではないだろうか?

いかに前準備をするか?行き当たりばったりの仕事では所詮いい物は作れない。
いつ鉋を掛けるような仕事に出会えるかもしれないが日頃から鉋や鑿を使う仕事をする
いつ声を掛けてもらってもいいように、これも手仕事の準備

衣笠は死球を受けても相手投手に大丈夫だと手を掲げいつも一塁に向かった。でもデッドボールは痛いんだよ。相手も近くを責めないと打たれるんだ真剣の勝負でそこに観客が喜ぶ、野球は乱闘を喜ぶスポーツではないんだ!とも言っていた。

その後日大のアメフト部の「潰せ問題」を天国で衣笠は嘆いているだろう。

最後にもらった色紙には、「忍耐」の文字が記されていた。

鉄人衣笠選手のご冥福をお祈りします。