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2016年11月12日土曜日

日本の技術はどこまで求めるのか?

住宅の安全はどこまで担保できるだろうか?

4月に発生した熊本地震では最初の本震よりも二日目の余震補法が大きく耐震等級の2の新しい住宅が基礎から柱までつなぐホールダウン金物を引きちぎって倒壊してしまいました。

住宅はどこまで頑丈にできるのか?
いろんなメーカーがしのぎを削って取り組んでいる工法をどこまで信用できるのだろうか

コンクリートなら強い、鉄骨なら強い!をキャッチフレーズに長期保証という言葉がメーカーでは先行しているが、50年も100年も続いた工法は木造以外にないことをみんな無視しているように思う。



昔ながらの石場建て工法で建てれれば木造のしなやかさで揺れても復元する力が出るかもしれないが、現行の建築基準法に照合すると、制振システムしかないと考えるようになった。

採用しようと考えるのこんな感じの物で衝撃を緩やかに戻していく仕組みになっている。

 


熊本の地震でも制振システムがある建物には被害が断然少ない
ガチガチに強度を高めた建物が壊れたのを考えると構造的に納得できる。



何度も言ってきていることだが、木造の寿命は湿気対策だ
面材で固めすぎて、壁体内に空気を閉じ込めてしまうと必ず腐れの原因になるだろう。
面材と制振システムと通気を考えることを進めたいものです。



そんなことを考えていたら、こんな事故が



これは天災ではないけど九州は災難の続く年になった!

よく言われるのがこのビル大丈夫なのか?
気持ちはよくないけど、支持層まで柱状改良杭が届いていれば大丈夫なはず。
もしも下がれば賠償問題になるだろう。
下がらなかったら、この建物の工事は優秀な仕事をしていることになる



この写真は柱状改良の杭が真っ直ぐのところとコブコブになっているところがあるけれど
コンクリートを流す時に横に流れ出たのがコブになっている。
写真で確認すると2段の層があるようだ。
つまりここが、海水か地下水かは分からないが水位がある場所その下を地下鉄工事を進めていたのだから安全対策はMAXだっただろう。

未明の工事で地下水が流れ出してすぐに上部を交通止めし怪我人がいなかったのが何よりの
不幸中の幸いだった。
その点の危機管理能力はこのゼネコンにはあったようだ。
もしも昼間だったらと考えると怖い話である。

これから原因究明が進むのだろうが、どこかでミスが起きたはず。

当たり前の工事を当たり前にするそれが大事なんだが、日本の技術者としてはお恥ずかしい事故だったと思う。


永本建設株式会社 永本清三