長崎も雨になった原爆慰霊祭
被爆69年を迎えて広島と長崎ともに雨の慰霊祭となった。
原爆の日は毎年炎天下の中での式典で高齢なられた被爆体験者にとっては苛酷な式典になるのが毎年の恒例行事になっているが、今年は43年ぶりに雨になった広島原爆の慰霊祭に続いて長崎の慰霊祭も台風11号の影響で雨の中を行われました。
田上長崎市長は『戦争をしない』という平和の原点が揺らいでいる政府にこうした声に真摯に向き合い耳を傾けるように求めた。
広島宣言でも松井広島市長は『名実ともに平和国家の道』を歩み続けるように核兵器廃絶に積極的な取り組むように訴えた。
それに引き替え情けないかな。
安倍総理は広島の慰霊祭で昨年と同じ挨拶を行った。
コピペの検証をしてみるとほとんどが、同じ文書で昨年の文書を引用して短くしただけの挨拶だった。
平和に対して聞く耳持たず、本当に無礼な態度だと思う!
この一年は戦後で一番大きく政治に変化のある年である
「武器輸出三原則」の廃止
武器、兵器及び関連技術の輸出を「原則全面禁止」としてきた従来の立場と、全く真逆の方向に舵を切り、米国やイスラエルに輸出すことになり、戦争犯罪に積極的に加担することになる。大手企業のみが造る武器を世界に売り込む死の商人化する日本を選択した。
「集団的自衛権の行使」の容認
防衛するだけでなく他国に兵を送り込み事を容認する訳ですから、アメリカが行っている戦争に自衛隊を派遣して「戦争してこい」日本の武器で、ということです。
万が一戦死したら、その武器は日本製だったこともあり得る訳です。
自衛隊がまず最初に行くかもしれない
自衛隊に入隊する人が少なくなれば、徴兵制度の復活です。
余りにも悲しくて涙が出そう!
この雨は天の神様か、原爆で尊い命をなくされた戦没者の涙かもしれない。
私は8月6日の夜の平和公園に行くようになって数年になる。昼間と違い静寂な中の追悼である。
灯篭流しや献花で多くの人が静かに祈りを捧げている。
今年も来ることができたと感謝しながら考えると、日本の歴史の中で戦争のない年を70年も迎えることができたのも戦争放棄の憲法があったこそかもしれない。
はたして、あと何年日本は平和国家を維持できるであろうか
維持しないといけない孫子の為にも・・・